市販の盗聴発見器は一定の出力以上の全ての電磁波に反応しますので、盗聴発見器が反応したからと言って盗聴器と限りません。
市販の盗聴発見器が良く反応する場所として、アルミサッシ、カーテンレールなどがあります。
これは、主に携帯電話の基地局からの電波が金属に吸収され、そこから放出される電磁波に反応しているだけで、盗聴器ではあません。
また、市販の盗聴発見器が空中で反応する場合は、携帯電話の電波か増加干渉を起し強電界が発生している場所で反応します。
市販の盗聴発見器の盗聴器に対する反応は5cm~10cm程度でしか反応しませんので、空中での反応は盗聴器では有りません。
電波や盗聴器の知識も無く盗聴発見器を使って調べようとすると、盗聴発見器が何に反応しているかの判断が付かず、何でもない電波を盗聴器と思い込んだり、盗聴器を見過ごしたりしてしまいます。
盗聴器の調査で必要なのは機械ではなく知識と経験です。
例えば、実際の盗聴器を使って反応を確認しなければ本当に盗聴器に反応するかも分かりませんし、どれほどの距離で反応するかも分かりません。
それが経験の必要性です。
また、盗聴発見器が反応した時、知識が無ければ通常の電波なのか盗聴器の電波なのかを区別する事も出来ません。
それが知識の必要性です。
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