盗撮カメラを部屋に仕掛けられて見られている様な気がします

テレビやネットなどの情報では、1mmの穴があれば盗撮が出来ると言われていますが、ハッキリ申し上げて室内の盗撮は殆ど無理です。

素材には厚みがあり、カメラには必ず写角があります。

例えば、レンズ口径が0.8ミリのカメラの場合、素材が4mmの薄ベニヤと仮定した場合、壁の穴を1ミリとすると穴の口径と厚みとの関係は4:1の比率になります。

それをトンネルに置き換えると、トンネルの口径を4メートルとすれば16メートル奥から出口を見ているのと同じ見え方になります。

つまり、盗撮カメラを仕掛けることは出来ても、点にしか写らないのです。

 

これが電波で盗撮の映像を送信するとなると、更に困難になります。

盗撮の映像を電波で送信しようとしても、室内からは盗撮の電波は殆ど外に届きません。

理由は、電波は壁抜けが出来ないからです。

それを身近な物で説明しましょう。

テレビを見る時、必ず各部屋に来ている同軸ケーブルに接続しますが、その同軸ケーブルは屋外アンテナに繋がっており、屋外アンテナで受信した映像をテレビに映し出しているのです。

もし、電波が壁抜けが出来るのなら屋外アンテナは必要有りません。

盗撮の映像を電波で飛ばす場合、これと同じ事が起きるのです。

その電波の通り道は、窓しかありません。

ですので、窓の延長線では受信出来る事になるのですが、ここに減衰の問題が発生します。

例えば、夜暗くなってから窓の前に立つとガラスに自分の姿が写ります。

それは、室内の光が窓ガラスに反射されて映っているのですが、反射しただけ外に届く光が弱まっているのです。

それが減衰で、その減衰が空気中の水蒸気の粒の中でも起きるのです。

盗撮の映像をトランスミッターで電波で送信する場合の直線見通し電波到達距離は10~30メートルです。

直線見通しと言うのは、何の障害物も無い状態です。

そこにガラス一枚有っただけでも、電波は大幅に減衰して電波到達距離は加速度的に短くなって行きます。

そうした性質を持った盗撮カメラを、何かの中に仕込ませたとしても、電波は外にまで飛んで行かないのです。

 

詳しくはこちらをご参照ください。

盗撮について

治療中の妻の盗聴妄想が止まりません

盗聴などの被害妄想は不安から生じます。

その不安が病気から来る物であれば、治療で不安が治まれば被害妄想は止まりますが、不安から病気を発症していれば投薬治療でも被害妄想は止まりません。

その場合、不安の根源を突き止めて改善する必要があると思われます。

例えば、盗聴妄想の根底にあるのは他者への不信感です。

その不信感が疑心暗鬼を生み、その疑心暗鬼が盗聴と言う発想を生むのです。

そして、他者への不信感は投薬治療では治せません。

 

不安の根源に付いては、人それぞれ違いますので下記著作に目を通される事をお奨めします。

http://www.amazon.co.jp/dp/B01ABDM0LW

 

また、病気の奥さんを医者任せにしていませんか?

被害妄想の根底には、もう一つ社会的孤立、家庭的孤立、精神的孤立などの「孤立」があります。

病気を発症するまでは治療を受けさせようと本人に向き合っていても、治療が始まってから医者任せでは孤立感を抱いてしまいます。

ですので、奥さんに向き合う事も必要です。