盗聴器の有無を調べて撤去するだけの調査なら、調査の必要は有りません。
しかし、盗聴器の撤去ではなく不安の撤去なら話は別です。
盗聴されていると思えている人に「盗聴器なんて妄想だ」「それは病気のせいだ」と説得しても、説得には確実な根拠がありませんので、例え納得したとしても不安は増すばかりです。
納得させるにはそれ相応の根拠が必要となるのです。
盗聴器の調査をする事は、その根拠となります。
そして盗聴の調査を通じて、本物の盗聴器や実際の調査を体験する事で、イメージとしての盗聴を現実の物に上書きするのです。
イメージとしての盗聴は性能に限界がありませんが、現実の盗聴には限界が有ります。
限界が無ければ何でも出来る様に思えてしまいますが、イメージの盗聴を現実の盗聴に上書きする事で限界が作られます。
限界の無い盗聴のイメージに、現実的な説得をしても無意味です。
本人を納得させる為には、盗聴のイメージの中に限界を作る事です。
それも盗聴調査の必要性ですし、盗聴調査の中で疑問や質問に論理的に答える事で不安を解消して行くのです。
但し、盗聴調査会社によっては不安を煽り依頼の結び付けようとする盗聴調査会社もいます。
また、ネットで囁かれているデマを口にする盗聴調査会社もいます。
そうした盗聴調査会社に依頼すれば、不安を増大させる事になってしまいますし、デマなど余計な知識を与えてしまえば妄想を膨らませてしまうのです。
ですので、盗聴調査を依頼する時には、あんな盗聴方法がある、こんな盗聴方法もあるなど、不安を煽る様なトークをする盗聴調査会社は避けるべきです。